川池 秀文(かわいけ ひでふみ)

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議会報告No.5-1
令和5年12月発行

香川県議会報告

令和5年6月 定例県議会 本会議

問:(川池議員)若者の県内定着に向けた魅力ある大学づくりについて
答:(知事) 魅力ある県内大学づくりのための「産学官共創チャレンジ支援補助金」の創設とともに、進学説明会の開催など積極的な広報を行う。
国への重点要望においても、魅力ある大学等の実現に向けた財政支援の充実・強化について要望していく。
問:(川池議員)国道438号及び垂水橋の整備について
答:(知事) 飯山工区の令和9年度全区間4車線での供用と綾歌工区の国道32号以北の早期完成に取り組む。岡田バイパスの国道32号以南の区間は令和6年度上半期までに道路区域の確定に取り組む。 垂水橋について、架け替えによる抜本的な対策を実施することとしており、今年度から、調査設計に着手する。
問:(川池議員)県立障害者支援施設香川県ふじみ園の施設環境の整備について
答:(知事) 個室化や施設内のバリアフリー化の対応が十分でないと認識しており、必要な対策を実施していく。
抜本的な対策については、入所希望者数の推移などを見ながら、入所者のニーズなども踏まえ、検討していく。
問:(川池議員)農業の担い手確保のための生産基盤の整備と、多面的機能支払制度の推進について
答:(農政水産部長) ほ場整備事業や多面的機能支払制度を推進し、計画的に優良農地などを整備・保全するため、地元の要望に応えていけるよう、必要な予算確保に最大限努める。

経済委員会

問:(川池議員)本県農業の現状認識と農業政策のあり方について
答:(農政水産部長) 本県の農業・農村を取り巻く状況は、委員指摘のとおり、大変厳しい状況である。
さらに、飼料や肥料、燃油など、輸入依存によるリスクが顕在化しているほか、食料安全保障の重要性も高まっている。
農地を将来にわたり可能な限り維持・活用していくために、担い手への農地の集積・集約化を一層促進するとともに、農地保全など、農地の最適利用を図っていく。
従来の核となる担い手である認定農業者や新規就農者に加え、兼業農家や定年帰農者など、地域農業を支える多様な担い手づくりにも取り組んでいかねばならない。
また、県産農産物の需要拡大などにしっかり取り組んでいきたい。
問:(川池議員)ため池の監視、管理体制強化事業の監視カメラ等の設置について
答:(土地改良課長) 機器の設置について、ため池の立地、規模、利用状況や、ため池管理者からの要望を勘案し、機器の選定をして差し支えない。
問:(川池議員)地域における商店、小売業の減少について
答:(商工労働部長) 地域の商店、小売業は、地域経済の活性化や雇用の維持・確保のみならず、住民の生活を支え、コミュニティを維持するためにも重要な役割を果たしている。
今後とも、商工会・商工会議所などと連携し、地域の商店、小売業が事業継続できるように、事業者の実態に沿ったきめ細やかな伴走型支援を行っていきたい。
問:(川池議員)瀬戸内観光とともに「内陸型観光」への取組みについて
答:(交流推進部長) 本県では、瀬戸内海、内陸部を問わず、地域で育まれた文化や歴史、風土、食などの魅力を体験し、地域の素晴らしさを深く知っていただくよう、滞在型観光などに取り組んでいくことが重要である。
琴平、四国遍路など、こうした内陸部の地域の取組みを支援しながら、一層の推進を図っていく。

令和5年9月定例県議会 経済委員会

問:(川池議員)食料安全保障と県産農産物の生産拡大について

(1)農業政策の基本認識について

答:(農政水産部長) 地域農業における大きな課題は、担い手の確保、農地の基盤整備の推進、農業インフラの維持管理と認識している。小規模な農家を含む、多様な人材を活用する必要がある。
多面的機能支払制度をしっかりと推進していく必要がある。

(2)多様な農業支援サービスについて

答:(農業経営課長) 農業支援グループの組織化を推進するため、県では、グループ設立に係る検討会や先進地視察などの経費を助成するとともに、請負作業に係る営農用機械・器具の導入などについて支援している。
一層促進するため、積極的に取り組んでいく。

(3)ため池の新しい維持管理のあり方について

答:(農政水産部長) ため池の維持管理の今後の在り方については、土地改良区の意見を聞きながら、検討していきたい。
問:(川池議員) 「さぬきの夢」の生産振興と需要拡大について
答:(農政水産部長) 「さぬきの夢」新品種の栽培は、令和7年産、6年の秋播きで100ha、令和9年産で新品種に全面切替えするよう取り組んでいる。
また、消費者については、大試食会を実施するなど、出口戦略を見据えて、取り組んでいく。
問:(川池議員) 観光部局における瀬戸内国際芸術祭2025に向けた取組みについて
答:(交流推進部長) 瀬戸内海やアート、遍路など、付加価値の高い旅行商品の開発や、プロモーション活動に積極的に取り組んでいく。
各地域において、より魅力のある催しを市町と連携して作り出していきたい。

閉会中の委員会活動〈5〜9月〉

環境建設委員会

(5月29日・現地視察)

・県道太田上町志度線(六条工区)、屋島園地、県道高松坂出線(五色台工区)(高松市)
経済委員会

(6月8日・現地視察)

・ひまわりの里まんのう(まんのう町)、株式会社ウチダ、株式会社竹内農場(丸亀市)
県立アリーナ整備等に関わる特別委員会

(5月29日・現地視察)

・県立アリーナ建設現場(高松市)
経済委員会

(8月17日・現地視察)

三木鋼業株式会社坂出工場(坂出市)、農業体質強化基盤整備促進事業「西庄北部地区」、栗林公園(高松市)

(8月29日〜31日・県外視察)

有限会社安井ファーム、兼六園、石川樹脂工業株式会社、県営ほ場整備事業(俵地区)、金沢港クルーズターミナル(石川県)
総合防災対策特別委員会

(8月10日・現地視察)

奥池におけるため池改修工事(綾川町)、防災航空センター、高松港海岸(朝日地区)津波等対策港湾海岸事業(高松市)

(9月4日〜6日・県外視察)

小田川合流点付替え事業(岡山県)、大池、303渓流砂防堰堤、広島市豪雨災害伝承館(広島県)、熊本県防災センター(熊本県)

令和5年度予算の審議について

●令和5年度香川県一般会計当初予算(総額4,883億円)
●池田知事が就任後初めて編成に取り組んだ2023年度一般会計当初予算
●知事の掲げる「人生100年時代のフロンティア県」実現に向けた、「子育て支援」「企業誘致」「観光振興」の三本柱を中心に積極的に配分された。

(6月定例県議会)

●令和5年度香川県一般会計補正予算(総額 51億4,500万円余)
●原油価格・物価高騰対策として、LPガス販売事業者を通じたガス料金の値引き支援
●県内事業者の設備投資に対する補助金
●医療・福祉施設や私立学校に対する応援金
●貸物自動車運送事業者や畜産農家に対する支援

(9月定例県議会)

●令和5年度香川県一般会計補正予算(総額 63億3,200万円余)
●学校給食において、市町などが実施する第3子以降の給食費無償化の取組みや、県産農水産物の積極的な利用を進めるための食材費の一部に対する補助
●鉄道事業者が実施する踏切保安設備の機器の交換に対する緊急的な支援
●香川県立アリーナの設計変更に要する経費

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